Jリーグ各チームのリアルな経営事情は?


Jリーグの経営事情

Jリーグより、2023年の経営情報が開示されており2023年度クラブ経営情報開示資料、リーグ間の格差が明確に分かる興味深い内容です。各リーグ毎に、上位・下位それぞれ3チームを抜粋・比較してみました。


<J1>
・ 浦和の独走。スポンサー&入場料共に全体トップ。
・ 下位も極端に低いチームはなく、一定水準にある。
<J2>
・ 全ての項目で、J1レベルといえる清水が突出。
・ 上位と下位チームの格差が著しく大きい。
<J3>
・ J2と比較しても上位の大宮が群を抜いている。
・ 下位チームは、営利目的と考えると苦しい現状。


<J1>
・ 浦和の入場料収入が、とにかく突出している。
・ 専用スタジアムは収容人数上、少なめな印象。
<J2>
・ J1と比べると差が歴然。トップの清水もJ1では中位。
・ 横浜FCは平均2億円台だが、2023年はJ1のため倍増。
<J3>
・ 上位チームについては、J2と大差ない。
・ 下位チームは、入場者収入が収益源になっていない。


<J1>
・ 大手資本がメインスポンサーのチームが強い。
・ 大手に依存しない、市民クラブ発のチームは少なめ。
<J2>
・  清水が断トツ。J1と比べても上位クラスの収入源。
・ やはり、上位&下位間の格差が非常に大きい。
<J3>
・ 大宮は、J3レベルではない収入源を獲得している。
・ J2より少ないが、来場者規模の割に健闘している。


<J1>
・ 上位&下位チームは差があるが、他は団子に近い。
・ J2・J3に比べ、人件費と順位は必ずしも比例しない。
<J2>
・ 上位チームは、明らかに順位と比例している
・ リーグ内の格差がJ1・J3と比べて最も激しい。
<J3>
・ J1・J2と比べ、人件費は著しく低い。
・ 全体的に低いため、リーグ内格差は少なめ。