ハロウィンにはじまる年末祝日ラッシュ

haloween


「ハロウィン」とは?

ハロウィン(毎年10月31日)は、今や日本では「仮装イベント」のような盛り上がりですが、もともとは、11月1日に諸聖人に祈りを捧げる「諸聖人の日」の前夜祭という位置づけで、秋の収穫を祝い・先祖の霊をお迎えする行事だったようです。先祖の霊を迎えるという点は日本の「お盆」と同じですが、ハロウィンは悪霊を追い払うという違いがあり、そのための「仮装」となります。
またハロウィンでは、子供たちが近所の家々に「トリック・オア・トリート(お菓子くれないと悪戯するぞ)」と言って回りお菓子をもらう慣習があります。これには諸説ありますが、ハロウィン起源のヨーロッパで農民の人々がお祭り用の食材をもらいに回ったことに由来しているようです。


「サンクスギビング」とは?

ハロウィンが終わると、日本では次のビッグイベントは「クリスマス」となりますが、アメリカではその前に、サンクスギビング(毎年11月第4木曜)が国民の重要なイベントとして続きます。日本では「感謝祭」と訳され、七面鳥(ローストターキー)を食べるイメージが強いかもしれません。
もともとは、英国から渡米してきたピルグリムと呼ばれる人たちが食物に苦しんでいたところ、先住民(ネイティブアメリカン)の助けを得て、初めての豊作を神に感謝したことが起源となります。その際、栽培方法を教えてくれた先住民を招き皆で祝ったことから、家族・親戚など大勢で集まってご馳走を食べる習慣になったようです。


そしていよいよ「クリスマス」へ

11月末のサンクスギビングが終わると、いよいよ12月の「クリスマス」に向けて街も色づきはじめます。スーパーも、商店街も、ドンキもイオンも、一様にクリスマス一色に・・。
クリスマスは一般的に「キリストの誕生日」と言われていますが、これにも諸説あり、古代ローマ帝国がルーツという有力な説もあるようですね。これはクリスマスが近づいてきたら、また深堀りしていきたいと思います。

アメリカの祝日・休日カレンダー
(参照:Holdays-Calender.net)