ブラックフライデーとは?日本ではいつから?


ブラックフライデーのはじまり

ブラックフライデーとは、「11月の第4金曜日」に様々なショップが一斉に展開する特価セールで、2024年の実施は11月29日(金)となります。

アメリカでは大切なイベントであるサンクスギビング(感謝祭)が、毎年「11月第4木曜日」」に行われ、その翌日(金曜)は公式な祝日ではないにも関わらず休暇になることが多いそうです。そしてこの日は、感謝祭のプレゼント商戦で売れ残った商品の「一掃セール」を行うのが通例です。

1975年頃から「ブラックフライデー」という呼称は拡がったと言われています。ブラックというと、何か「ブラックマンデー」の様なネガティブで暗いイメージを抱きがちですが、言い出したのは当時のフィラデルフィアの警察で、当日は買物客・販売員・交通整理の警察など街に人が溢れ、仕事が大変になるな…という皮肉を込めて「真っ暗な金曜」と言い出したのがきっかけだそうです。小売業の方々にとっては絶好の稼ぎ時なのに…ちょっとホッコリする話ですね。


日本にも広まったブラックフライデー

日本では、2014年に玩具量販店の「トイザらス」がブラックフライデーセールを実施したのが最初のようです。

その後、アパレルの「GAP」など外資系の大手小売企業が中心になって取組みはじめましたが、日本で「ブラックフライデー」の認知度を一気に広めるきっかけとなったのは、今や日本最大手のショッピングセンター「イオン」が2016年に実施したブラックフライデーセールだと言われています。

ただ、日本で感謝祭はさほどメジャーな行事ではないので、アメリカ的なイベント後の売れ残りセールというよりも、クリスマスを中心とする年末商戦に向けた「起爆剤」の意味合いが強いようです。コンビニエンスストアでも「ブラックフライデー」を大々的に謳っており、金曜=フライデー・揚げ物=フライを掛けたプロモーションは恐らく日本ならではですね。