日本が誇る最強ファストフード、「おにぎり」について
「おにぎり」のルーツをたどると・・・
毎日ランチは「おにぎり」を会社に持参しています。仕事しながら・読書しながらでも片手で食べられて便利な上、持ち歩きもしやすく、食べ終わったら包み紙はそのまま捨てれば荷物も減らせる、栄養もしっかり摂れるし「おにぎり」は最強の携帯食だと思います。幼少の頃から日常に当たり前のように馴染んでいる「おにぎり」について、ちょっと深堀りしてみました。
ルーツは、日本で稲作が始まった弥生時代。ちまき状の「日本最古のおにぎり」の炭化米塊が石川県の「チャノバタケ遺跡」で見つかったそうです。現代と同様に携帯食・保存食にしていたと思われますが、加えて、祈祷時の供え物・厄除けなど宗教的な使われ方もしていたと考えられています。昔の人々は山を「太陽や恵みの雨をもたらす」信仰の対象としていて、おにぎりが三角なのも「山の神様」に由来しているとの説がありますが、現代でも、並べやすい・形を揃えやすい等の理由から「おにぎり=三角」というイメージは根強く引き継がれています。なお、現代同様の「おにぎり」の形に近いのは恐らく平安時代で、ご飯を海苔で包んで食べる食文化が始まったとのことです。やはり「おにぎり」は、日本にルーツを持つ、日本の食文化が継承してきた偉大な食べ物だと思います。
「おにぎり」の語源は?
当初は「握飯(にぎりいい)」と呼ばれていたものが、「握り飯(にぎりめし)」に変化し、丁寧語の「おにぎり」になったと考えられています。なお、「おにぎり」と「おむすび」は意味は同じで、「おむすび」は室町時代初期頃から宮中に仕える女性達が使っていた呼称の名残りのようです。ちなみに「おむすび」は漢字にすると「御結び」と書きます。
人気の「具」は?
日本人にとって日常的な食べ物である「おにぎり」、人気の具もやはり王道&定番どころが中心のようですね。様々なアンケートが実施されていますが、概ね一番人気は「鮭」、そして「梅」や「明太子」が続きます。
・ ベスト5から変わり種まで。一斉大調査!
・・・・・・・(参照:JAF MATE 2022年)
外国人にも「おにぎり」の人気度は高いようで、よく購入するおにぎりの具材をアンケートしたところ、「ツナマヨ」が一番人気だったそうです。