ビートルズ最後の新曲「ナウ・アンド・ゼン」

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ビートルズ「4人」による最後の新曲

60~70年代に社会現象になり、以降も音楽シーンにも大きな影響を与えた続けた伝説的なグループ、ビートルズ。1996年の「リアル・ラヴ」以来なんと27年ぶりの新曲となる、「ナウ・アンド・ゼン(Now and Then)」が話題になっています。
元々、ジョン・レノンが1970年代後半に書いたラブソングで、自宅で家庭用のカセットレコーダーで録音したデモ音源が残っていたのを現代の技術で雑音を取り除くことに成功し、「4人の」新曲として、2023年11月2日に発売されました。


人口知能(AI)で蘇ったジョンの歌声

ジョンの死後、残されたポール・マッカートニー/リンゴ・スター/ジョージ・ハリソンの3人は「Now and Then」を
復活させようと試みたそうですが、当時の音源は古いモノラルカセットのみ。ジョン自身のピアノの音にかき消されてしまい音声を分離・抽出することができず、お蔵入りになっていました。
ピーター・ジャクソン監督とチームスタッフが、過去の映像素材からドキュメンタリー(Get Back)の製作に取り組んでいた際、、楽器音・音声を分離できるAI技術を開発することに成功。この技術を活かし、時代を超えてメンバー皆の心残りだった「Now and Then」の完成にこぎつけたそうです。AI技術と言っても、先進技術に前向きな人だけでなく、違和感のない仕上りで旧来のビートルズファンからも好意的&感謝のコメントが多いそうです。


AIと音楽の融合、その先駆けとして

YouTubeで公開された直後、わずか2時間でなんと50万回再生!ビートルズという、一時代を築いたグループによる「最後の新曲」という話題性だけでなく、AI技術を利用して蘇った曲、という点でも注目度は非常に高いようです。
生前のジョン・レノンは、探求心旺盛で新しい試みにも積極的だったと聞きます。もし彼が今いたら、きっと、今回の取組みについても興味津々・先導して取組んでいるのではないでしょうか?

TThe Beatles - Now and Then(Official)
・・・・・・・・・・・・・(参照:YouTube)