特保のコーラは本当に身体にいいの?


特保のコーラ=健康?

つい最近まで、特保のコーラを毎日一本飲んでいました。コーラは大好きだけど…さすがに毎日飲むと糖分過多になりそうで、特保の脂肪吸収効果のあるコーラであれば「健康的」だろうとの楽観的判断です。味もおいしく気に入っていて、冷蔵庫には常に最低1本は入れておくようにしていました。しかし、息子から「特保のコーラは確かに効果はあるけど弊害もある」と聞かされ、気になったのでちょっと調べてみました。


特保のコーラの効能について

糖類&カロリーゼロなだけでなく、難消化性デキストリン(食物繊維)の作用により、小腸で糖&脂肪が吸収されるのを抑制し食後の血中中性脂肪の上昇をおだやかにする、という素晴らしい効能があり、この点は数値化されているので間違いないと思います。では、デメリットはのようなものでしょうか?

どうやら、一番のネガティブポイントは「人工甘味料」のようです。通常のコーラは砂糖を使用していますが、コーラゼロ・特保のコーラプラスは、糖類ゼロを実現するため、人工甘味料(アスパルテームなど)を使用しており、人工甘味料には以下の様な懸念があると一般的に言われているようです。

<ダイエット上のリスク>
・ 甘味が非常に強いため味覚神経が鈍くなる ⇒ 過食
・ 食欲に対する自律神経のバランスが崩れる ⇒ 過食

<その他健康上のリスク>
・ 腎機能が低下するリスク
・ 腸内細菌叢に影響、糖尿病など生活習慣病のリスク
・ 脳内神経伝達物質の減少で、鬱を誘引するリスク

人工甘味料は、今や飲料に限らず様々な食品で使用されていて、常識の範囲で摂取する分には問題ないものですが、極度に「依存」し「過剰」に摂取した場合には起こりうるリスクもあると認識しておいた方がよさそうです。


特保ドリンクと上手に付き合う

特保(特定保健用食品)は医薬品でないため、スーパーやコンビニでも気軽に買うことができ、「特保」マークがついていれば身体に良さそうなイメージがあるので、深く考えずについ手を伸ばしてしまいがちです。確かに「特保」認定をされている食品は一定の効能が認められたものではありますが、そもそも医薬品ではないので効果も薄く、治療を目的として購入するのは主旨違いです。コーラであれば「特保のコーラを飲めば痩せる」ではなく、通常のコーラと比較すると効能があるくらいに捉えていた方がよさそうです。

そもそも本気でダイエットを目指すのであれば、脂もの+特保コーラで補うよりも、脂モノの摂取量自体を抑えた方が効果は絶大。飲料メーカーが苦心の末に開発した「特保」ドリンク、確かに味も効能も素晴らしいですが、過度に「依存」することなく、あくまで「補助食品」の位置づけであることを理解して、毎日の食生活に上手く摂り入れていきたいですね。